韓SK Telecomと仏Schneider Electric、韓国UlsanでAIデータセンター建設を本格始動

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韓国のICTリーダーとフランスのエネルギー大手が提携。次世代AIDCの国際モデルを構築。

自動運転やコネクテッドカーなど、車載分野に不可欠なAI技術は、今後ますます膨大なデータ処理を必要とします。その基盤を支えるのが、大規模で高効率なAIデータセンター(AIDC)です。

SK Telecomは、Ulsanに建設予定の人工知能データセンター(AIDC)に向け、フランスのSchneider Electricと包括的調達契約を結びました。これは、2025年3月のMobile World Congress(MWC25)で発表された戦略的提携の最初の具体的成果です。

Schneider ElectricはUPSや変圧器、自動制御システムなど主要設備を提供し、SK Telecomは同社のデジタルツインソフト「ETAP」をAI DCIM(統合データセンター管理システム)に組み込みます。これにより、リアルタイムでの消費電力とインフラ最適化を可能にし、韓国国内外でのAIDC競争力を高める狙いです。

両社はさらに、設計段階からの標準化プレファブ化による工期短縮Energy-as-a-Service(EaaS)の事業拡大にも取り組んでおり、フランスの技術力と韓国のICTノウハウが融合する形となっています。

また、新たに締結されたMoUにより、協力範囲はSKグループ全体へ拡大。特に、SK Onのリチウムイオン電池技術を取り込みながらUPSやESSの共同開発を進める計画です。韓国国内でのエネルギー技術強化に加え、フランス側にとってもアジア市場へのプレゼンス拡大につながります。

この協業は、韓国が進める「AI強国」戦略と、フランスが掲げる「グリーンデジタルインフラ推進」の双方に合致しており、国際的に持続可能なデータセンターの新標準を打ち立てる可能性があります。今後は、Ulsanの大規模AIDCを皮切りに、Guro拠点や欧州での波及も期待されます。

重要キーワード3つの解説

  • AIDC(Artificial Intelligence Data Center)
    AI演算に最適化されたデータセンター。韓国の次世代ICT戦略に直結し、国際的にも競争力の源泉となる。
  • MEP(Mechanical, Electrical, Plumbing)
    フランスのSchneider Electricが強みを持つ分野。データセンターの安定稼働に不可欠な基盤技術。
  • EaaS(Energy-as-a-Service)
    電力をサービスとして提供する新しいビジネスモデル。韓国のエネルギー効率化とフランスのサステナブル戦略を結びつける。

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