米DRIと共同開発。ブレーキやウインカーを再現し、ADAS評価の精度を向上
自動車の安全技術や自動運転の開発に使われる試験用ターゲット車「Soft Car 360」に、
新しいアクティブテールライトシステムが追加されました。開発を手がけたのはイギリスのAD Dynamicsで、
姉妹会社であるアメリカのDRI(Dynamic Research, Inc.)と共同で開発されています。
このシステムは、ブレーキランプやウインカーの点灯動作をリアルに再現できるのが特徴です。
自動運転や運転支援システム(ADAS)のカメラが、他の車の動きをどう認識するかをより正確にテストできるようになります。
操作はリモコンによる手動のほか、車体の動きに合わせた自動同期や、
専用ソフトウェアを使ったカスタム点灯パターンの作成も可能です。
新システムは2025年10月から提供開始予定で、既存のSoft Car 360にも後付けで対応できます。
これにより、研究者やメーカーはよりリアルで安全な自動運転テストを行うことができるようになります。