- フォルクスワーゲンの自動運転シャトルにInnoviz製LiDARを9基搭載
- 2026年に欧米主要都市でレベル4自動運転シャトルを展開予定
- 搭載される「InnovizTwo」は長距離と中・短距離センサーを組み合わせた構成
- Fabrinetとの連携で量産体制を整え、2025年に製造開始へ
- VWとInnovizの協力強化で安全性と市場展開の加速を図る
都市型レベル4自動運転に向けて、2026年に欧米で本格展開開始
フォルクスワーゲン・オートノマス・モビリティ(VWAM)は、同社の自動運転ブランド「MOIA」を通じて、次世代自動運転シャトル「ID. Buzz AD」にInnoviz Technologies製のLiDAR(光検出と測距)センサーを搭載することを発表した。1台あたり9基のLiDARが設置され、都市部での複雑な交通環境に対応するレベル4自動運転を実現する。
搭載される「InnovizTwo」シリーズには、長距離および中・短距離用のセンサーが含まれ、360度全方位の高精度センシングを可能にする。これは2026年に予定される欧州および米国主要都市での自動運転シャトル運用拡大に向けた準備の一環である。
Innovizは、Fabrinetとの協業を通じて量産体制を確立し、大規模導入に向けた供給準備を完了。フォルクスワーゲンとの連携をさらに深め、自動運転車両の信頼性と安全性を高めていく。
VWAMのCEOであるクリスチャン・ゼンガー氏は、「InnovizのLiDARは多様な距離レンジに対応しており、安全で信頼性の高いモビリティサービスの提供を可能にしてくれる」と述べた。