- ams OSRAMが高性能3Dセンサー用IRレーザー2製品を発表
- BELAGO 1.2は高密度ドットパターンでASV・SL方式に最適
- 新型Flood IlluminatorはToF方式に対応、850nm波長で高感度
- 両製品とも超小型で設計の自由度が高い
- 車載・産業・モバイル向けの厳しい要求にも対応可能
BELAGO 1.2ドットプロジェクターと新型Flood Illuminatorが、産業・モバイル分野の精度と自由度を飛躍的に向上
ams OSRAMは、3Dセンシング分野に革新をもたらす2つの新製品「BIDOS® P3435 Q BELAGO 1.2 ドットプロジェクター」と「BIDOS® P2433 Q, V105Q121A-850 Flood Illuminator」を発表した。これらは、精密な深度検出が求められる用途に最適な赤外線VCSEL(垂直共振器面発光レーザー)をベースとした最新デバイスだ。
BELAGO 1.2は940nmの波長で動作し、15,000点の高解像度ドットパターンを投影。これにより、ASV(アクティブ・ステレオ・ビジョン)やSL(構造化光)技術を用いる3Dセンシングが格段に精度を増し、自律移動ロボットや顔認証など、あらゆる光環境下での物体検知がリアルタイムで可能となる。わずか4.2×3.6×3.3mmという小型設計も特徴だ。
一方、Flood IlluminatorはToF(Time-of-Flight)方式の3Dセンシング向けに設計され、850nmの赤外光で広範囲を均一に照射。内蔵フォトダイオードにより、目の安全性も確保されている。サイズは3.3×2.4×1.2mmと極めてコンパクトで、設計の自由度が高い。
ams OSRAMのVCSEL技術は、車載、産業機器、モバイル端末といった高要求分野向けに最適化されており、1000件を超える知的財産と長年の技術蓄積が支える製品力が強みだ。