- マルチ・スズキとJETROが日印スタートアップ支援でMoU締結
- 相互のイノベーションエコシステムへのアクセスを促進
- インドの有望企業は日本市場進出、日本側もインド参入可能に
- 両者主催のネットワーキングやイベント参加も支援
- 技術革新と経済成長、日印関係強化を同時に目指す枠組み
インドと日本の有望スタートアップが相互進出へ、新技術・ビジネス創出を促進
2025年5月30日、マルチ・スズキ(Maruti Suzuki India Ltd.)と日本貿易振興機構(JETRO)は、インドと日本のスタートアップ企業によるビジネスチャンスの創出とイノベーションの推進を目的に、包括的な協力覚書(MoU)を締結しました。
調印式には、マルチ・スズキのデジタルエンタープライズ担当エグゼクティブオフィサーのタパン・サフー博士、JETROインドの首席所長・鈴木崇史氏、そしてマルチ・スズキの代表取締役社長・竹内寿氏が出席しました。
この提携により、インドのスタートアップは日本のイノベーションエコシステムにアクセスできる機会を得られ、日本のスタートアップもインド市場への進出機会を獲得します。また、両組織はスタートアップ向けイベントやネットワーキングの場も共催・支援する予定です。
対象となるのは、マルチ・スズキが実施する4つのイノベーションプログラム(Accelerator、Incubation、Mobility Challenge、Nurture)から選ばれたスタートアップ。JETRO経由では、日本のスタートアップがインド市場を体験・参入する機会が提供されます。
竹内氏は、「スタートアップは技術革新と経済成長の原動力です。今回のMoUで、我々のイノベーション支援が国境を越えて広がり、日印間での共同開発や成長機会の創出が期待されます」と述べました。
一方、JETROの鈴木氏は「マルチ・スズキは日印協力の成功モデルです。このMoUによって、両国のスタートアップによる連携がさらに活性化し、両国の関係がより強固になることを願っています」と語りました。