AIXTRONやGlobalFoundriesなど世界企業と協力し、省エネとコスト削減を実現
ベルギーの研究機関Imecは、300mmサイズのガリウムナイトライド(GaN)ウエハを使った新しいパワーデバイス開発プログラムを始動しました。パートナーとしてAIXTRON、GlobalFoundries、KLA、Synopsys、Veecoなどが参加し、次世代の省エネ技術を共同で進めます。
GaNは電力変換を効率化できる次世代半導体素材で、スマートフォン充電器や電気自動車、データセンターの電源などに使われています。これまで主流だった200mmウエハから300mmに拡大することで、より高性能で安価なデバイスの開発が可能になります。
Imecはこの技術をもとに、CPUやGPU向けの電源回路、太陽光発電やEVのインバータなど、脱炭素社会を支える省エネ機器の開発を目指しています。