創業90周年を迎えた日本発のグローバル企業が、変革と持続可能な未来への決意を示す
2025年9月1日、東京に本社を置く TDK Corporation (TSE:6762) は、新たなブランドアイデンティティとタグライン 「In Everything, Better」 を発表しました。これは、同社が掲げる長期ビジョン「TDK Transformation」の推進力となるもので、常に進化を続ける姿勢と、社会により良い変化をもたらすという決意を表しています。
TDKは1935年の創業以来、フェライトコアから始まり、カセットテープ、デジタル時代を支える電子部品やセンサー、リチウムイオン電池に至るまで、時代の技術革新を陰で支えてきました。現在では世界で 約10万5千人の従業員 を抱え、スマートフォン、電気自動車、産業機器、エネルギーシステムなど、私たちの日常を形作る幅広い分野で欠かせない存在となっています。
今回の新しいブランドアイデンティティについて、同社社長兼CEOのNoboru Saito氏は「この新しいブランドは、私たちの長期ビジョン『TDK Transformation』と深く結びついている。それは企業モットーである『創造によって文化、社会の進展に貢献する』、そして『Vision, Courage, Trust』という企業理念に基づくものだ」とコメントしました。
今後、TDKはこれまで強みを発揮してきた電子部品やセンサーに加え、AIやソリューションビジネスといった新しい分野への拡大を加速させる方針です。さらに、40年以上にわたりオフィシャルパートナーを務める世界陸上競技選手権大会(2025年は東京開催)を皮切りに、グローバルな活動を通じて新ブランドの発信を強化します。
重要キーワード3つの解説
- TDK Corporation:1935年に日本で創業した世界的な電子部品メーカー。フェライトコアやカセットテープで知られ、現在はセンサー、電池、AIソリューションなど幅広い分野に展開。
- In Everything, Better:2025年に発表された新ブランドタグライン。製品やサービスだけでなく、自社の変革を通じて社会全体をより良くしていく姿勢を示すメッセージ。
- TDK Transformation:同社の長期ビジョン。従来の部品供給にとどまらず、ソフトウェアやAIを含む次世代技術で持続可能な社会づくりに貢献する戦略。