高効率1300WクラスDC-DCコンバータ「NDQ1300シリーズ」登場

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クラウドやAI時代の高性能計算・ストレージに最適な電源モジュール

NDQ1300シリーズは、48V入力を12Vに変換する高密度・高効率のDC-DCコンバータです。標準的なクォーターブリック形状を採用しており、既存システムへの組み込みも容易です。入力は40〜60Vの範囲に対応し、出力は最大1300W(12V/107A)を供給できます。特筆すべきは97.7%という業界トップクラスの効率で、熱の発生を最小限に抑えながら安定した電力供給を実現しています。

さらに、-40℃から+85℃という幅広い温度範囲でフルパワー動作が可能で、データセンターやAIサーバーなど厳しい環境でも安心して使えます。ノイズ・リップルは150mV(4mFコンデンサ使用時)と低く、電源品質にも優れています。

また、オプションでPMBus®によるデジタル制御・監視が可能となり、システム全体の運用を柔軟に行えます。用途に応じてリモートセンシングや電流シェア動作も選択できるため、大規模なサーバーやストレージシステムに最適です。

今後、AI演算やクラウドサービスの需要拡大により、高効率・高出力の電源モジュールはますます重要性を増していくと考えられます。NDQ1300は、そうしたニーズに応える電源ソリューションとして注目されるでしょう。

重要キーワード3つの解説

クォーターブリック(1/4 brick):電源モジュールの標準サイズ規格の一つ。サイズ互換性があるため、設計変更時の置き換えが容易。

PMBus®:電源機器の制御や状態監視を行うための通信規格。電源の柔軟な管理やリモート制御が可能。

効率97.7%:入力電力をほとんど無駄なく出力に変換できる性能値。高効率は発熱を減らし、システム全体の冷却負荷や消費電力削減に直結する。

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