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中国製ボルボXC70 PHEVが公開、39.6kWhバッテリーで航続180kmを実現

  • 中国製ボルボXC70 PHEVにCATL製39.6kWhバッテリー搭載
  • EV航続距離はCLTCモードで180kmを実現
  • 1.5Lターボエンジン+3速DHTのPHEVシステムを採用
  • SMAプラットフォーム初採用、EX90風の先進的デザイン
  • 中国市場向けに開発、グローバル展開は未定

新設計「SMAプラットフォーム」採用のPHEV、EX90風デザインで中国市場をターゲットに

ボルボは中国市場向けに開発した新型PHEVクロスオーバー「XC70」を発表した。最大の注目点は、CATL製の39.63kWh ternary NMC(ニッケル・マンガン・コバルト)バッテリーパックを搭載し、CLTCモードで最大180kmのEV航続距離を実現する点だ。このモデルは、1.5Lターボエンジン(Aurobay製BHE15-BFZ型)とのプラグインハイブリッドシステムを組み合わせている。

XC70は、全長4,815mm・全幅1,890mm・全高1,650mmというサイズで、BMW X3より若干長く、低く設計されている。最新の「SMAプラットフォーム」を採用した初のモデルでもあり、今後のボルボPHEV戦略における重要な位置づけとなっている。

外観デザインは、ボルボらしい「トールハンマー」型テールランプを筆頭に、フレームレスミラー、格納式ドアハンドル、フロントバンパーに統合されたヘッドライトなど、先進的かつ洗練された仕上がり。エントリーモデルにはLFP(リン酸鉄リチウム)バッテリー(21.22kWh)も設定され、こちらは100kmのEV走行が可能。

エンジン出力は120kW(161hp)、トランスミッションにはAurobayとHorse Powertrain(吉利×ルノーのJV)共同開発の3速「3DHT100」を採用している。燃費は、39.6kWhバッテリー搭載時で6.55L/100km(バッテリー切れ時)と発表された。

なお、現時点でこのXC70がグローバル展開されるかどうかは未定だが、中国市場に特化した仕様と価格設定がなされている模様で、地元顧客のニーズに最適化されたモデルといえる。

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