- Kia EV6、EV9、ニロEVがテスラ・スーパーチャージャー21,500基以上にアクセス可能に
- 2025年モデル以降の車両にはNACSポートを標準搭載
- Kia Accessアプリや車載システムで充電ステーション検索・利用が可能
- 充電ネットワークが80%以上拡大し、利便性と安心感が向上
- CCS1車両向けアダプター提供や充電インフラ保護への取り組みも強化
NACSポート標準装備で充電ネットワークが大幅拡大、利便性向上と航続距離不安を軽減
2025年4月24日、カリフォルニア州アーバイン発──Kiaは、EV6、EV9、ニロEVのオーナー向けに、米国内21,500基以上のテスラ・スーパーチャージャーへのアクセスを可能にしたと発表した。これにより、KiaのEVユーザーは総計4万基以上のDC急速充電器を利用できるようになり、充電利便性が飛躍的に向上する。
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2025年モデルのKia EV6および2026年モデルのEV9には、NACS(North American Charging Standard)ポートが標準搭載され、スムーズなテスラ・スーパーチャージャー利用が可能となった。既存のCCS1ポート搭載車両向けには、ディーラーを通じてNACS-CCS1アダプターも提供される。
KiaのEVオーナーは、「Kia Access」アプリを通じてスーパーチャージャーを検索・利用でき、充電ステーションの空き状況や価格情報も確認可能。車両インフォテインメント画面やスマートフォンとも連携しており、利便性がさらに高まっている。また、Kiaチャージパスプログラム経由で簡単にプログラムへの登録も行える。
KiaアメリカのCEO、スンギュ(ショーン)・ユン氏は「テスラ・スーパーチャージャーネットワークへのアクセス拡大は、当社EVオーナーにとって安心と満足度を高めるものだ」と述べた。これにより、Kiaの充電ステーション数は80%以上増加し、ユーザーの充電環境が大幅に向上した。
なお、充電インフラへの攻撃を非難する声明も発表し、Kiaは顧客への安定した充電環境提供に引き続き取り組む方針を示している。北欧ディストリビューターによる独自プロモーションについても、Kiaグローバルとして関与していない旨を明確にし、ブランド価値の維持を図っている。