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ZF、ACT Expo 2025で新型TraXon 2ハイブリッドトランスミッションと電動コンプレッサー「e-comp Scroll」を発表

press.zf.com
  • ZFがACT Expo 2025でTraXon 2 Hybridを北米初披露
  • ハイブリッド商用車向けに最大40%のCO₂削減効果を実現
  • e-comp Scrollはオイルフリー・低騒音設計の新型電動コンプレッサー
  • 電動・燃料電池商用車の省エネ・低メンテナンス化に貢献
  • 両製品でZFはゼロエミッションモビリティへの変革を牽引

北米市場にTraXon 2を初投入、静音・省エネ設計の「e-comp Scroll」で商用車のゼロエミッション化を加速


2025年4月、カリフォルニア州アナハイム──ZFは、ACT Expo 2025にて次世代ハイブリッドトランスミッション「TraXon 2 Hybrid」を北米市場に初披露し、同時に世界初公開となる電動空気圧縮機「e-comp Scroll」を発表した。両製品は、商用車の燃費向上、CO₂削減、ゼロエミッション化を強力に後押しする。


記事本文:
■ TraXon 2 Hybrid:商用車向け次世代ハイブリッドAMT
ZFのTraXon 2 Hybridは、短距離輸送で最大14%、長距離輸送で最大9%の燃費・CO₂削減効果を実現。プラグインハイブリッド(PHEV)用途では、条件により最大40%の削減効果が期待できる。モジュール設計を活かし、多様な商用車プラットフォームに対応可能で、燃費性能とトータルコスト削減に寄与する。

■ e-comp Scroll:EV時代に適した次世代電動コンプレッサー
油を使わず、低騒音・低振動で稼働するe-comp Scrollは、バッテリー電動車両(BEV)や燃料電池車(FCEV)向けに設計。動作音はオフィス環境並みの67dB(A)、メンテナンス負担を軽減しつつ、高効率なエア供給を実現する。インバーター内蔵・液冷式設計で、最大12.5バールの圧縮が可能だ。

ZFコマーシャルビークルソリューションズ部門のパヴェウ・ポルチンスキ氏は「静かでエネルギー効率に優れたエア生成技術で、運転者や乗客の快適性向上にも貢献する」と述べた。

今回の新製品投入により、ZFは商用車の電動化と持続可能なモビリティへの移行を加速し、業界のリーダーシップをさらに強化していく方針だ。

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