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テスラ、新型7人乗り「モデルY」──数週間以内に上海工場で生産開始か

  • テスラが7人乗り新型モデルYを数週間以内に上海工場で生産開始予定
  • 3列シート&ホイールベース延長で広いキャビンを実現
  • 欧州・アジア・オーストラリアなどグローバル展開を視野に
  • モデルYは中国市場で販売好調、今後も受注残を背景に継続見込み
  • 空力性能を重視した設計で7人乗りEV市場での差別化を狙う

3列シート&延長ホイールベースで広い室内空間を実現、グローバル展開も視野に



2025年4月29日──世界で最も売れている電気自動車「テスラ・モデルY」に、新たに7人乗り仕様が登場する見込みだ。中国・上海工場で数週間以内に生産が開始されると報じられており、欧州、アジア、オーストラリア・ニュージーランド地域への展開も期待されている。


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新型7人乗りモデルYは、ホイールベースを延長し、室内スペースを拡大した3列シート仕様となる。これまでテスラの3列モデルは米国工場のみで生産されていたが、今回初めて上海工場での生産が開始される予定だ。

この新バージョンの情報は、中国のテスラ関連情報に詳しいユーザー「Zhongwen」氏がX(旧Twitter)でシェアしたもので、同氏は工場内部の情報筋に基づくとしている。

今回の展開は、モデルYが中国市場で好調な販売を維持している中での動きだ。2025年3月には、8万4,000台を販売し、中国市場で2番目に売れた車となった(1位は格安のWuling Mini EV)。今後も注文残を背景に販売好調が続く見通しだ。

また、オーストラリアでは来月から2025年型モデルYの納車が始まる予定であり、世界各国でテスラの販売網が強化されつつある。特に、通常はボクシーで空力性能が劣ることが多い7人乗りSUV市場において、モデルYは高い効率性を保った競争力の高い選択肢となりそうだ。

テスラは最近、米国ではモデルY旧型オーナー向けに現金割引を提供するなど販売促進策を強化。より手頃な価格帯の新モデル投入も控えている中、今回の7人乗りモデル追加は、より幅広い顧客層を惹きつける重要な一歩となりそうだ。

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