- フォルクスワーゲンとUberが自動運転EV「ID. Buzz AD」を米国で展開へ
- 最初のテストは2025年後半に開始、商用展開は2026年ロサンゼルスから
- MOIAが自動運転技術と統合システムを提供
- 初期段階では安全確保のため有人オペレーターが同乗
- 長期的に数千台規模の配備を目指し、都市型モビリティを革新
ロサンゼルスからスタート、2026年にID. Buzz ADをUberプラットフォームで商用展開予定
2025年4月24日、フォルクスワーゲン・グループ・オブ・アメリカとUber Technologies, Inc.は、完全自動運転EV「ID. Buzz AD」を米国の複数都市で展開する長期的な戦略的パートナーシップを発表しました。第一弾の導入都市はロサンゼルスで、2025年後半からテスト走行を開始し、2026年に商用運用がスタートする予定です。
このプロジェクトには、フォルクスワーゲンの自動運転子会社であるVolkswagen ADMT, LLCと、同グループのモビリティブランドMOIAが参画。MOIAは、自動運転システムや車両管理ソフトウェアなどを統合したMaaS(Mobility as a Service)ソリューションを提供します。
初期段階では、各車両に安全性を確保するための人間のオペレーターが同乗し、技術の精度向上と規制対応を進めながら徐々に無人化を目指します。
フォルクスワーゲン・オートノマス・モビリティCEOのクリスチャン・ゼンガー氏は、「Uberとの提携は、都市型モビリティの未来を加速するもの」と語り、UberのCEOダラ・コスロシャヒ氏は「これは自動運転モビリティにおける重要なマイルストーンだ」と述べました。
今後10年を見据え、数千台規模での導入を計画しており、都市交通に大きな変革をもたらすと期待されています。