- 2025年Q1に欧州で321,067台を販売、前年比0.4%増
- 全市場が2%縮小する中での成長は高評価
- 電動化車両は78%を占め、前年より5ポイント増加
- プラグイン車の伸びが著しく、前年比+155%
- Lexusも15%増で好調、市場シェアは過去最高の2.5%
縮小する市場で0.4%成長を達成、電動モデルが牽引役に
トヨタ自動車ヨーロッパ(Toyota Motor Europe、TME)は、2025年第一四半期(1〜3月)に欧州全体で321,067台のトヨタおよびレクサス車を販売し、前年同期比で0.4%の成長を記録しました。全体市場が同時期に2%縮小した中でのこの結果は、トヨタの製品ラインナップの競争力を裏付けるものです。
特に電動モデルが売上を支えました。電動化された車両は全体の78%にあたる248,842台を占め、前年より7%増加。内訳としては、純電気自動車が15,325台(+30%)、プラグインハイブリッドが25,890台(+155%)と大幅な成長を遂げました。これにより、トヨタの幅広い電動車戦略の成果が顕著に現れています。
トヨタブランド単体では298,971台を販売し、欧州乗用車市場で第2位の座を維持。ヤリス、カローラ、C-HR、Aygo Xといった人気モデルが販売を支えました。
電動モデルの内訳を見ると、ハイブリッドとプラグインを含む電動化車両は227,771台で、トヨタブランド全体の76%を構成。C-HRのプラグインモデルが特に高い伸びを示しました。
Lexusブランドも同期間に22,096台を販売し、前年比15%増。プレミアム市場を上回る成長を見せ、市場シェアも2.5%と過去最高を記録しました。