- BYDが世界初の1000VフルドメインEVプラットフォームを発表
- 「メガワットフラッシュ充電」で1秒2km、5分で400kmの走行が可能
- 1000A・10Cの「フラッシュチャージングバッテリー」は世界最速級
- 30,000RPMのモーター、1500V対応SiCチップなど革新技術を結集
- 新型Han L・Tang Lに搭載、予約受付開始、4月発売予定
世界初の1000VフルドメインEVアーキテクチャ、5分で400km走行可能な充電革命へ
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2025年3月17日、中国のBYDは革新的な電動車向け「Super e-Platform(スーパーeプラットフォーム)」を発表しました。この新プラットフォームは、世界初の量産型フルドメイン1000V高電圧アーキテクチャを採用し、1メガワット(1000kW)もの超高出力「メガワットフラッシュ充電」に対応。1秒の充電で2km、5分の充電で400kmの走行が可能という、かつてない速度の充電性能を実現しています。
この急速充電を支えるのが、独自開発の「フラッシュチャージングバッテリー」。内部抵抗を50%削減し、1000Aの充電電流・10Cの充電速度を達成。世界記録を更新するスペックで、電気自動車の“充電不安”を根本から解消します。
また、最高回転数30,000RPMの世界初の量産モーターも搭載。さらに、1500V対応の次世代車載SiCパワーチップや、最大出力1360kWの液冷式メガワット充電ステーションなど、エコシステム全体をBYDが自社で構築。既存の充電設備との互換性を保ちつつ、未来のEV充電インフラを牽引します。
この革新的な技術は、まず「BYD Han L」と「Tang L」に搭載され、すでに中国市場で予約受付が開始されています。電動モビリティの新時代を切り拓くBYDの挑戦が、本格的に始まりました。