- Smart Eyeが欧州高級スポーツカーメーカーからDMS「AIS」の新規採用を獲得
- 新型高級SUVに2025年後半から搭載予定、収益見込みは約5,000万SEK
- AISはAI搭載の眠気・注意散漫検出システム、200万台以上に導入実績
- 新たな安全規制に対応し、小規模OEM市場でのニーズが拡大中
- Smart Eyeは累計365件のデザインウィンを達成、業界リーダーとしての地位を確立
AI搭載のドライバー監視システム「AIS」、小規模OEM市場で存在感を拡大
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2025年4月30日、スウェーデン・ヨーテボリ発 — 自動車業界向けドライバーモニタリングシステム(DMS)を手がけるSmart Eye社は、既存の欧州高級スポーツカーメーカーからの追加採用を発表しました。同社のハードウェアとソフトウェアを統合した製品「AIS」が、新たに高級SUVモデルに搭載されることが決定され、製品ライフサイクル全体での収益見込みは約5,000万スウェーデンクローナ(SEK)とされています。
AISは、Smart Eyeの実績ある車載グレードのDMSソフトウェアと新開発のハードウェアを組み合わせた完全統合型のシステムです。すでに200万台以上の車両に導入されており、AIアルゴリズムを活用して、運転者の眠気や注意散漫を早期に検出し、交通安全の向上を図ります。
本システムは2025年後半より生産開始予定の新型SUVに搭載され、EU圏内で強化される安全規制への対応にも寄与します。
Smart Eyeはこれまでに23社のOEMから合計365件のデザインウィンを獲得しており、これまでの契約による生涯価値は約86億6000万SEKに達します。今後の追加受注も含めた可能性として、最大で約55億7000万SEKの価値が見込まれています。