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東芝とIAV、レベル3以上の自動運転向け仮想検証サービスを共同開発へ

  • 東芝と独IAVが自動運転システムの仮想検証サービスで戦略提携を締結
  • AI生成によるテストシナリオや分散型コシミュレーション技術の共同開発を推進
  • レベル3以上の自動運転向け国際認証・ホモロゲーション支援を目指す
  • 東芝の「VenetDCP」とIAVの「Mela」など各社の強みを融合
  • 2025年5月、ベルリンのprostep IVIPシンポジウムで共同発表・展示予定

AIと分散型コシミュレーション技術を融合、国際認証プロセスへの基盤構築を目指す

東芝デジタルソリューションズ株式会社IAV GmbH(独)は、自動運転システム(AD/ADAS)の仮想検証(バーチャルバリデーション)領域において、戦略的パートナーシップを締結しました。両社は、AIを活用したテストシナリオ生成、分散型コシミュレーション技術の高度化、そして仮想検証の革新的なアプローチ開発を共同で推進していきます。

背景と目的

近年、自動運転と車両コネクティビティの進展に伴い、設計データや知見をサイバースペース上で共有し、仮想プロトタイピングを行うモデルベース開発が高度化・複雑化しています。この流れを受け、AIによる現実的なシナリオ生成と、様々なシミュレーションツールを連携できる仮想検証プラットフォームの重要性が高まっています。

今回の提携は、レベル3以上の高度自動運転における国際認証・ホモロゲーションプロセス支援を視野に入れており、世界市場をターゲットにした次世代仮想検証サービスの開発・展開を目指しています。

各社の強みを融合

  • 東芝:「VenetDCP」という分散型コシミュレーションプラットフォームを提供
  • IAV:AI駆動型シナリオ生成ソリューション「IAV Mela」などを保有し、車両開発支援に実績

両社はこれらのコア技術を融合させ、国際的に意義のあるデジタル製品・手法開発を推進。国境を越えたノウハウ交流を通じて、未来の自動運転検証標準をリードすることを目指します。

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