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デンソーとホライゾン・ロボティクスが戦略的提携──次世代運転支援の普及を加速へ

  • ホライズン・ロボティクスとデンソーが運転支援技術で戦略提携
  • 「Journey」シリーズチップとデンソーのセンサー技術を統合
  • 中国独自の道路事情に対応したADASソリューションを共同開発
  • 都市・高速道路の両方で高い反応性と安全性を実現
  • 両社は中国のスマートモビリティ変革を加速することを目指す

中国市場に最適化された高性能ADASソリューションを共同開発、安全・快適なスマートモビリティ実現へ

上海モーターショー2025において発表された本提携では、中国特有の道路環境に対応した次世代運転支援システムの開発が主な目的とされている。アクセル、ステアリング、ブレーキといった重要機能の応答性を向上させることで、安全かつ利便性の高い運転支援を実現することを目指す。

本提携の注目点は、ホライゾン・ロボティクスのJourneyシリーズに、デンソー独自のセンサー技術が統合される点にある。これにより、コスト効率に優れながらも高性能なADASソリューションが可能となり、より広範な普及が見込まれる。

デンソーの井上英司 中国地域統括CEOは「中国市場での深化した協力を通じ、より安全で環境に優しいモビリティを提供していきたい」とコメント。ホライゾン・ロボティクスの創業者兼CEO、余凱博士も「両社の協業は、自動車の知能化を加速させる大きな一歩になる」と意気込みを語った。

この提携は、グローバルOEMとの連携を強化するホライゾン・ロボティクスにとっても重要なマイルストーンであり、デンソーにとっては中国市場での技術基盤拡充と製品ポートフォリオの強化につながる。両社は今後、オープンなエコシステムの構築を通じて、安全で楽しいモビリティの未来を共に切り拓いていく方針だ。

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