- ホライゾンとボッシュがADAS分野で提携強化を発表
- 「Journey 6B」搭載のカメラは複数OEMで設計採用済み、2026年量産へ
- 中級車向けADASは都市ナビ・駐車支援機能を備え、2025年6月より量産開始
- 「Journey 6」シリーズは100車種以上で採用、出荷累計1,000万台突破へ
- 両社は安全で快適なスマートモビリティの世界的普及を目指す
「Journey 6」シリーズ搭載の次世代カメラ&運転支援システムで、グローバル展開と中国市場の両方をターゲット
今回の提携により、ボッシュはホライゾンの高性能プロセッサ「Journey 6B」を搭載した新型マルチパーパスカメラを開発し、SAEレベル2の運転支援機能を低コストで実現。量産は2026年半ばを予定しており、すでに複数のグローバルおよび中国OEMとの契約を獲得している。
また、「Journey 6E/M」を基盤とした中級車向けADAS製品群は、都市部でのナビゲーション支援走行や自動駐車、都市記憶運転機能などを搭載。JeTour(捷途)、東風、BAIC(北京汽車)を含む5社との契約が締結され、最初の量産モデルは2025年6月に発売予定。さらに2026年第1四半期には海外市場への初投入も予定されている。
ホライゾンの「Journey 6」シリーズは、高性能とコスト効率を両立し、100車種以上に導入。2025年中に累計出荷1,000万台突破が見込まれ、業界初の快挙となる可能性が高い。
ボッシュ中国モビリティ事業部総裁の王偉良氏は「ホライゾンとの連携を通じて、ソフトとハードを融合させたスマートモビリティを牽引したい」と述べた。ホライゾン創業者の余凱博士も「ボッシュとの協業はグローバル市場でのADAS普及に向けた重要な一歩」と語った。
両社の技術と市場力を融合させた本協業により、自動運転時代の安全・快適な移動体験の実現が加速することが期待されている。