- ステランティスが2025年Q1のEU30ハイブリッド車市場で販売首位に
- 市場シェアは17.3%に上昇、FIATパンダとPEUGEOT 208が主要牽引役
- フランス、イタリア、ポルトガルで総市場の販売リーダーに
- 商用車・電動商用車分野でもEU30でトップシェアを維持
- 新型モデルと堅調な受注により、今後も成長戦略を加速予定
FIATパンダやPEUGEOT 208などが牽引、欧州市場で17.3%のシェアを獲得し存在感を拡大
ステランティスの好調はFIATパンダとPEUGEOTの208、2008、3008といった人気モデルが牽引しており、BセグメントではPEUGEOT 208が2位、Citroën C3が4位、Opel Corsaが5位にランクイン。B-SUVではPEUGEOT 2008が上位に食い込み、C-SUVではPEUGEOT 3008もトップ5に入っている。
特にフランスでは、ステランティス車が上位6モデル中4モデルを占め、208が1位に。イタリアではFIATパンダが最も売れた車種として際立っており、上位5モデルのうち4つがステランティス車だった。
また、ライト商用車市場でもステランティスはEU30地域で30.2%のシェアを誇り、電動商用車セグメントではさらに高い31.5%に達している。ステランティス・プロワンは、対象10カ国のうち8カ国で販売首位を獲得しており、欧州市場での商用車分野でも確固たる地位を築いている。
ステランティスのコマーシャル・オペレーション担当役員、ルカ・ナポリターノ氏は、「ハイブリッド車ラインナップの拡充が首位獲得の鍵となった」と語り、新型モデル（Citroën C3エアクロス、Opel/Vauxhallフロンテラ、FIATグランデパンダ）によってB-SUV市場でも競争力を維持していると述べた。
さらに、3月の受注は過去1年間で最も好調であり、四半期末の受注残も過去10カ月で最高水準に達したという。これにより、ステランティスは今後も戦略的な成長を続け、好調な結果を維持・拡大していく見通しだ。
