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MITが開発した「自己分解する電解質」——EVバッテリーのリサイクルに新しい道
バッテリーを「解体しやすくする」設計思想が、資源循環型の電動化社会を後押し 世界中でEV(電気自動車)が増え続けていますが、その一方で役目を終えたバッテリーの処理が大きな問題になっています。今の多くのバッテリーはリサイクルが難しく、最終的に... -
Mercedes-Benz、固体電池EQSで1,205km無充電走行を達成
実証実験で示された新世代バッテリーの可能性と、自動車産業へのインパクト 2025年8月末、Mercedes-BenzはEQSの試験車両を用い、ドイツのシュトゥットガルトからスウェーデンのマルメまで1,205kmを無充電で走破しました。搭載されていたのはリチウム金属を... -
ROHM、2-in-1 SiCモジュール「DOT-247」発表――高効率化と小型化を同時に実現
TO-247互換で設計自由度を拡大、再エネやUPSなど次世代電力市場に対応 2025年9月16日、ROHMは産業用途向けの新しい2-in-1 SiCモールドモジュール「DOT-247」を発表しました。従来広く使われてきたTO-247パッケージの利点を引き継ぎながら、2つを組み合わせ... -
Hanon、環境対応型R744電動コンプレッサーの累計生産台数100万台を突破
2025年9月16日、ソウル – ハンコック&カンパニーグループ傘下で、自動車用熱マネジメントのグローバルサプライヤーであるハノンシステムズは、二酸化炭素(CO2=R744)を冷媒とする環境対応型電動コンプレッサー(eコンプレッサー)の累計生産台数が100万... -
EU9か国、トラック充電網の整備加速へ閣僚宣言を採択
2030年までに主要回廊でゼロエミッション輸送を実現へ 2025年9月16日、ブリュッセルにて EU の運輸担当閣僚が集まり、「Clean Transport Corridor Initiative」 に関する閣僚宣言を採択しました。これは、大型トラック向けの充電インフラを欧州横断交通ネ... -
Continental 自動車部門のAUMOVIO、9月18日にスピンオフ独立へ
今年の4月にContinental自動車部門の新ブランドとして誕生したAUMOVIOは、9月18日に控えるスピンオフに向け、独立への準備を着実に進めている。経営陣は「これは新しいスタートであり、私たちの力を世界に示す絶好の機会だ」と期待を語る。 経営陣によれば... -
UberとMomenta、来年にミュンヘンでL4自動運転タクシー試験へ
ドイツ自動車産業の中心地で始まるレベル4実証実験 Uberと中国の自動運転企業Momentaは、2026年からドイツ・ミュンヘンでレベル4自動運転車の試験運行を開始すると発表しました。 MomentaのAI技術をUberの配車プラットフォームに統合し、ヨーロッパを皮切... -
Amazon傘下のZoox、ラスベガスでロボタクシーを正式運行開始
専用設計ロボタクシーが観光都市を走り始める ZooxはAmazon傘下の自動運転企業で、9月10日からラスベガスで完全自動運転ロボタクシーの一般向け運行を開始しました。 このサービスは世界初となる「専用設計」のロボタクシーによるライドヘイリングで、運転... -
BASF、中国新ルールに対応したEV用冷却剤を発表
バッテリー事故を防ぐ新技術、中国から世界へ広がる可能性 ドイツの化学大手BASFは、電気自動車(EV)の安全性を高めるための新しい冷却剤「GLYSANTIN® ELECTRIFIED®」を発表しました。冷却剤とは、エンジンやバッテリーの温度を下げるために使う液体のこ... -
自動車用冷媒の新潮流:EPAが認めない「プロパンR290」に業界が注目する理由
安全性の壁を越えられるか――米国規制当局と欧州メーカーの間で揺れる次世代冷媒の行方 米国環境保護庁(EPA)は、自動車の空調システムに使用される冷媒を管理するSNAPプログラムのもとで、燃焼性を持つ冷媒の使用を厳しく制限しています。そのため、低GWP...