- Vishayが世界初のAEC-Q100準拠・長方形型環境光センサーを発表
- 高感度&超小型でベゼルレス車載ディスプレイへの組み込みに最適
- 分解能0.0026 lx/ct、黒色カバーガラス越しの検出も可能
- I²C通信、低消費電流、広温度対応で多用途に活躍
- 現在サンプル提供中、リードタイムは14週間
0.0026 lx/ctの高分解能で黒色カバーガラス越しでも検出可能、車載ディスプレイの進化を後押し
2025年5月7日、米国ペンシルベニア州マルバーン発 — Vishay Intertechnology(NYSE: VSH)は、業界初のAEC-Q100認定長方形型環境光センサー「VEML4031X00」を発表しました。この新製品は、4.38mm × 1.45mm × 0.6mmのコンパクトな表面実装パッケージに収められ、これまでの世代のセンサーと比較して幅を半分に抑えた設計です。これにより、ベゼルレスの車載ディスプレイや、スペースに制約のあるデザインへの組み込みが容易になります。
このセンサーは、ALS(Ambient Light Sensor)と高感度IRフォトダイオードを搭載し、人間の目に近い分光感度を実現。IRチャンネルにより光源の識別も可能です。検知範囲は0 lx〜172,000 lxと広く、直射日光下でも飽和せず、0.0026 lx/ctという高い分解能により、黒いカバーガラス越しの取り付けも可能です。
VEML4031X00は、-40℃〜+110℃の広い動作温度範囲を持ち、車載バックライト制御、ミラー自動調光、インテリア照明制御、ヘッドアップディスプレイなどに最適。I²Cバスによる通信に対応し、割り込み機能も搭載しています。
また、2.5V〜3.6Vの電源電圧、1.7V〜3.6VのI²C電圧に対応し、シャットダウン時の消費電流はわずか0.5μAと超低消費電力設計。RoHS準拠・ハロゲンフリー・Vishay Green仕様で、J-STD-020に準拠した湿度感受性レベル(MSL)は2a、フロアライフは4週間です。
本製品は現在、サンプルと量産出荷が可能で、リードタイムは14週間です。