- 2024年LIB市場は再エネESS需要により23%成長、515億ドル規模に拡大
- 正極材・負極材・電解液・分離膜のサプライチェーンと価格動向を詳細分析
- 中国企業がシェア拡大、日本企業は順位後退、Panasonicは8位に
- 2025年の4680バッテリー量産化により素材需要の変化が加速
- 2035年までの中長期市場展望で素材業界の戦略策定を支援
電池素材の覇権を握るのは誰か?~リチウムイオン電池の中核4素材に迫る市場変化と未来予測~
リチウムイオン二次電池(LIB)市場は2024年上半期、再生可能エネルギー向けのエネルギー貯蔵システム(ESS)需要に牽引され、出荷量ベースで前年比23%の成長を遂げ、約515億ドル規模に達しました。本記事では、LIBを構成する4大素材――正極材、負極材、電解液、分離膜――のサプライチェーン動向と、今後の市場展望に焦点を当てていきます。
近年、EV需要の鈍化に対して、ESS市場が成長の中心へと移行しています。この動きは、素材の使用量や性能要件にも変化をもたらし、素材メーカーや電池企業の戦略にも大きな影響を及ぼしています。特にCATLやBYDといった中国勢が攻勢を強めており、日本企業のシェアは減少傾向。Panasonicも8位へと後退しました。
2025年下半期には、Teslaをはじめとする企業が4680バッテリーの量産を本格化する見通しで、これにより高電圧・高エネルギー密度の素材需要が急増する見込みです。報告書は、こうした技術転換点を踏まえ、素材供給網(SCM)の詳細、メーカー別の生産能力・使用量推移を明らかにしています。
また、本レポートは2025年の市場予測だけでなく、2035年までの中長期展望もカバー。各素材別に韓・中・日の主要企業の事業動向、価格変動、素材別アプリケーション別需要など、戦略立案に必要な全情報が網羅されています。
エネルギー転換の時代、LIB4大素材の行方は、業界全体の勢力図を塗り替える鍵となるでしょう。
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