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三菱自動車とFoxtronが電気自動車のOEM供給で基本合意:オセアニア市場に2026年投入へ

  • 三菱とFoxtronがEVのOEM供給で基本合意、正式契約に向け協議中
  • 開発はFoxtron、生産は台湾のYulon Motor、販売はオセアニア地域で2026年後半から
  • 走行性能と先進インフォテインメントを特徴とする新型EV
  • 三菱は電動化戦略を加速、ルノー・日産との連携も強化へ
  • 2035年までに電動車比率100%を目指し、脱炭素社会に貢献

台湾で開発・生産されたEVが三菱ブランドとして豪州・NZ市場に登場予定、電動化とカーボンニュートラル加速へ


【記事本文】
2025年5月7日、三菱自動車は、鴻海(ホンハイ)傘下の電気自動車開発企業Foxtron Vehicle Technologies(フォックストロン)と、EVのOEM供給に関する基本合意書(MOU)を締結したと発表した。今回の合意により、Foxtronが開発し、台湾の裕隆汽車(Yulon Motor)が生産するEVモデルが、三菱ブランドとしてオセアニア(豪州・ニュージーランド)市場に2026年後半より投入される予定だ。

この新型EVは、昨年三菱が発表した2030年までの豪州向け商品計画の一環で、EVならではの優れた走行性能と先進的なインフォテインメント機能を備えており、現地ニーズに最適化されたモデルとされている。

三菱自動車は現在、電動化を中核とした環境戦略を進めており、Outlander PHEVの改良や、アセアン市場向けのXpanderおよびXforceへのハイブリッドモデル追加なども計画中。また、今回のFoxconnグループとの連携に加え、ルノー(欧州)や日産(北米)からのOEM供給を通じて電動ラインアップの拡充を図るとしている。

同社は2035年までに電動車販売比率100%を目指しており、「三菱らしさ」を備えたモデルをグローバルに展開しながら、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを加速していく方針だ。

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